MYANMAR  震災から半年を振り返る

MYANMAR 震災から半年を振り返る

2025年3月28日、ミャンマー中部、第2の都市マンダレー近くでマグニチュード7.7の大きな地震がありました。被害状況は死亡者3,000人以上、負傷者4,500人以上、行方不明者350人以上(4月7日時点)、建物の被害は推定4万棟以上。

 この企画では、「ミャンマーってどんな国?」「災害時、自分にできることは何だろう?」という問いを出発点に、現地の様子や文化をまず知ること、地震被害を”自分ごと”として考え、行動につなげることを目的としています。ミャンマーから日本に学びに来ている多くの留学生から話を聞き、対話を通して、今自分に何ができるのか、探してみませんか。

ーーともに知り、ともに動くーー。

あなたの一歩が、被災地への支援とつながり、多文化共生社会を形作る力になります。

【プログラム】
15:30 開場

16:00 第1部「ミャンマーの「今」を知る」
・ミャンマー人留学生によるプレゼンテーション
・国連移住機関IOM駐ミャンマー代表望月大平氏による現地レポート

ーーー--休憩ーーーーー

17:00 第2部「私たちが動く」
・神戸市看護大学 神原先生による、災害看護の視点からのアドバイス
・京都大学大学院博士課程Zar Zar Win Theinさんの発表 
「ミャンマー・ザガイン地域における地震後の地域住民を対象とした心理的支援と社会経済的評価」
・参加者とのクロストーク、質疑応答

18:00 終了

第1部 ミャンマーの今を知る
 ミャンマーについてあなたはどんなことを知っていますか。
地震が起こる前と後で、どのような変化があったか、現地の声を聴いてみませんか。 会場である流通科学大学には、100名ちかくのミャンマー人留学生が学んでいます。ミャンマーから遠く離れた日本へ来て、奮闘しながらも学業に取り組み、日本語も意欲的に学んでいます。こんな身近にいるミャンマーの学生に、母国ではどのような被害があったのか、生活がどのように変わったか、何を必要としているか、プレゼンテーションで伝えてもらいます。
 
また、現在国連移住機関IOM(UN International Organization for Migration)駐ミャンマー代表を務める望月 太平氏とオンラインでつなぎ、現地の空気をそのまま伝えていただきます。ここでしか感じることのできない現地の生活の様子、そして世界からの支援活動の最前線を、日本の大学関係者、学生の皆さんとシェアしたいと思います。
 ファシリテーターを務めるのは、神戸市外国語大学准教授、公共政策、人口減少や高齢化をテーマの専門家であり、同大学国際交流センター長も務める中嶋圭介先生です。

望月 大平
オンライン登壇※都合により動画メッセージのみとなる場合がございます。
もちづき だいへい
IOM駐ミャンマー代表慶應義塾大学卒業、米シラキューズ大学行政大学院修了(国際関係学修士)。NGO職員や外務省在外公館専門調査員を経て、JPO試験に合格。IOMジンバブエ事務所での勤務、ソマリア、イラクでの緊急人道支援、ジュネーブ本部での政策調整業務、駐日代表を経て、2025年8月より現職。

ファシリテーター
中嶋 圭介
なかしま けいすけ
神戸市外国語大学国際関係学科准教授
米国戦略国際問題研究所(CSIS)地球高齢化部での勤務を経て、2011年より現職。専門は、人口減少・人口高齢化にかかる公共政策課題。

第2部 私たちが動く
 海を越えて海外で起こる災害に対して私たちができることは何でしょうか。募金活動や支援物資の供給、現地でのボランティア活動、情報の発信など様々なものが挙げられます。被災した方々が抱える不安や痛み、悲しみを和らげることや生活の再建、将来への見通しなどにつながる具体的な動き。まずアイデアを口に出すことから始めましょう。
 指南役として「災害看護」の専門家として数々の被災地を飛び回り、そこに暮らす人たちに寄り添ってきた、神戸市看護大学の神原咲子教授とともに、考えていきます。
このセクションでは、ミャンマー人留学生として京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程に在籍し、今回ミャンマーを襲った震災を受けて災害支援の研究にも取り組んでいる、Zar Zar Win Theinさんからも発表頂きます。現地で課題となっていることや何を必要としているかを共有しましょう。
 日本で得られる情報だけでは見えてこない被災地の姿が、それぞれの頭の中に浮かび上がってくるでしょうか。疑問点が沸いてきたでしょうか。最後はクロストークで、参加者どうしで言葉を交わしたいと思います。阪神大震災以降の30年の間にも、多くの震災が日本では発生しました。災害に対しどう立ち向かうのか、どう共存していくのか、ともに考えていきます。

チラシ(クリックすると拡大)  登壇者
流通科学大学2年生 ミャンマー人留学生
「私たちが日本に留学した理由」
プー プイン キー ピュー
リン ミャッ モン ウー
「地震の現状と、より良い復興に向けて」
チョー ジン ハン
スー ヤダナー キョウ
ピェー ピェー テー カイン
 
望月 大平(IOM駐ミャンマー代表)
Zar Zar Win Thein (京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程)

ファシリテーター
神原 咲子(神戸市看護大学教授)
中嶋 圭介(神戸市外国語大学准教授)
日時
2025年10月3日(金)16時~18時
参加費
無料
会場
流通科学大学 ※詳細は申込者にメールでご案内します
使用言語
日本語(一部Zoom通訳による英語表示)
オンライン参加
申込フォームの「参加方法」で「会場参加」「オンライン参加」を
選択できます。
オンライン参加の方には申込後にZoomURLをお送りします。
主催
大学コンソーシアムひょうご神戸
共催
神戸市外国語大学・神戸市看護大学・流通科学大学
申込方法
FORMZより 

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